- 2010年10月29日 17:58
先週、設計入札の結果、ボクの住む市のK地区の公民館分館の設計をさせていただくことになりました。
そのときに役所の担当の方からいわれたのは、先ごろ別の地域に出来たF地区分館と同じような仕様で設計を進めて欲しいとのこと。
そしてその建物の図面を貸し出してくれました。
事務所に戻ってその図面を見ると、ごくごく普通の建物です。
100平方メートルの平屋建てで、平面的には誰でも思いつくプラン。
仕様も通常の住宅と同様なものです。
開口部は既製の雨戸付き住宅サッシ、既製のポリカーボネートの庇、外壁はタイルもどきのセメント系サイディングです。
普通が悪いといっているのではなく、この内容の建築を要求しているのであれば役所の内部の建築課とで設計し、地元の工務店に工事を依頼するのがもっとも安上がりなのだとおもいます。
もしかしたら、その建物は役所の設計なのかもしれませんが、、、。
それはそれで良しとおもいますが、引っかかるのはこれと同じ仕様で同じような建物を設計してほしいということです。
その根底には各地域の公民館分館施設に差が生じるのは役所的にはあまり望ましいことではないということなのかもしれません。
しかし、住民にとっては、税金を使って建てる地域の建物です。
より良い建物を求めるのは当たり前のことではないかとおもうのですが、、、。
限られた予算を最大限有効に使い、より良い建物を設計するのがボクたちの仕事なのです。
今回与えられた敷地形状も、街並みも、周辺環境も、前例の施設とはまったく違います。
そしてきょう、この建物を見学してきました。
トステム製品のオンパレードのような建物です。
トステムにたのめば、設計から工事まですべて出来ちゃいそうだね~みたいな、、、。
これと同じでいいの~、、、っていう感じです。
ということで、今回は出来る限りこの前例は設計の参考にしないように進めていきたいとおもっています。
またまた役所の担当の方にたて突くようで申し訳ありませんが、、、。
これからも公共建築の設計に対して、感じたことを書かせてもらっていこうと思っています。
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