- 2010年2月24日 20:09

きょうは朝一で世田谷区役所へ事前調査にいってきました。
世田谷区役所は何年振りでしょうか、、、。
そうそう、1992年に下高井戸商店街に3階建ての複合ビル「SEISINKEN」の確認申請に行ったとき以来でしょうか、、、。
ということは18年ぶりということになります。
この「SEISINKEN(清進軒)」という建物は、1階がビルオーナーであるKさんの食堂が入り、2階3階は賃貸のワンルームマンションという構成のコンクリート打放しの建物でした。
この食堂は食堂といっても普通の食堂ではなく、すぐ近くに日大文理学部があり、一般大学生や学生スポーツ選手たちのための食堂でもありました。
野菜炒め定食、焼き魚定食、などの定食をはじめカレーライス、ラーメンなどなどメニューは豊富です。
体育会系の学生が多かったので、椅子席とは別に、コンパのできる大きな和室を設けました。
和室はそのまま泊まっていけるから便利だったようです。
いまはもう亡くなられてしまったKさんですが、生前はしょっちゅう卒業生がお店に訪ねてきて、母親のように学生から慕われていた方でした。
話がそれてしまいました。
世田谷区役所第一庁舎、そしてその横にある世田谷区民会館は前川國男の設計による建物です。
1959年竣工ということですから、すでに51年前。
前川國男は20代前半に渡欧し、フランスの建築家、ル・コルビジエのもとで働いています。
その影響を大きくうけてきたのでしょう、、、コルビジエのニオイがプンプンします。
杉板を型枠として使用した、造形的で重厚な鉄筋コンクリート打放しの建物です。
庁舎の方はラーメン構造、区民会館はコンクリートの折板構造となっています。
築50年を経過し、庁舎の方は狭く、低く、暗い印象ですが、区民会館の方はいまだに力強く、威光をはなっていました。
コンクリートの建物はコンクリートでしか表現できないデザイン、構造であるべきだと常々思っているのですが、この建物はまさにそのものです。
昨今は、杉板の型枠は、なかなかのコストアップになり使うことはできませんが、コンクリートでしかできない、ダイナミックで重厚な、存在感のあるデザインになるよう心掛けていきたいと改めておもいました。
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