- 2010年1月10日 20:11
設計の仕事をはじめて30年になりますが、意外と地元[ふじみ野]での仕事が少ないというのが我が事務所の特徴のようです。
そんな地元での設計のなかで、KOSEKI SHOPという本屋さん兼住宅という併用住宅を18年前(1993年)に設計させていただきました。
この建物は商店建築 1994年3月号にも掲載されています。


昨日、店舗の蛍光灯のひとつが点滅してしまい調子が悪いとの連絡をいただいたので、午後見にいってきました。
器具の寿命でトランスが傷んでいるようなので、電気屋さんに交換してもらうようにお願いしてきました。
KOSEKI SHOPさんは、ボクが大学生のころから本を届けてもらっている本屋さんで、今でも定期的に建築専門誌などをとどけてもらっています。
ですから毎月何回も顔を合わせている、一昔前ならば御用聞きのクリーニング屋さんや酒屋さんといった関係なのでしょう。
そんな関係だったので、建替えるときに設計の相談をいただいたというわけです。
クライアントのKさんは、建築に対して深い関心をおもちであったとは思いませんが、ながい付き合いのあった我が事務所を信頼して設計の依頼をしてくださったということなのでしょう。
敷地は通行量の多い県道と4メートルの市道の角地。
そこに鉄筋コンクリート造3階建ての建物を設計することになったのです。
ところが、その角には電柱や信号柱などが建っていて、どんなにカッコイイ立面をデザインしたところでその電柱には勝てない状況です。
そこで、その電柱を建物のデザインに同化させてしまってはと考え、縦線を強調した外観を考えてみたのです。
出来上がってみると予想通り、電柱が目立たなくなっています。
環境がよくない場合、それを排除するだけではなく、取り込んで設計をすすめていくという手法もあるのだな~と知った仕事でもありました。
夕方、テレビで「もうひとつの箱根駅伝」を見ました。
精一杯頑張っているランナーの子に、必死に路肩から声援を送る親を見ていたら、共感させられ目頭が熱くなってしまいました。
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